コレステロールの嘘

【コレステロールの嘘】脂質異常症で処方される危険な薬とは?

2021年1月30日

健康診断で脂質異常症の疑いと判定されて病院へ精密検査を受けに行くと

かなりの確率で脂質異常症と診断が下され、薬が処方されます。

脂質異常症の薬にはどんなものがあるのでしょうか?

また脂質異常症の薬で危険な薬とはなんでしょうか?

この記事では脂質異常症に処方される薬について解説します。

結論

危険

スタチン系薬剤・フィブラート系薬剤は危険

ニコチン酸誘導体が一番安全

EPA・DHAは安全かつ身体に良いがコレステロールは下がらない

スタチン系薬剤

作用

スタチン (Statin)とはHMG-CoA還元酵素阻害薬です。

コレステロールの前駆物質であるメバロン酸の合成を抑制することによって血液中のコレステロール値を低下させる薬物の総称です。

コレステロールは身体に必要な分を肝臓で合成しますが、その合成を強制的に阻害することでLDLを低下させます。LDLが低下することによって以下のような副作用が出現します。

副作用

筋肉痛・腹痛・発疹・倦怠感などのほかに、重篤なものとして横紋筋融解症・末梢神経障害・ミオパシー・肝機能障害・血小板減少・心不全の発症・動脈硬化症、急性腎障害、発癌、認知症

特に発癌や認知症は長期間内服している方に発生しますが、スタチンの副作用という認識がほとんどされていません。

主な製品

リピトール(アトルバスタチン)、リバロ(ピタバスタチン)、クレストール(ロスバスタチン) 以上、ストロングスタチン

メバロチン(プラバスタチン)、リポバス(シンバスタチン)、ローコール(フルバスタチン) 以上、スタンダードスタチン

スタチンの臨床試験

スタチンの臨床試験については製薬会社の関与が問題となっています。

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フィブラート系薬剤

中性脂肪が高い場合に処方されることが多い薬です。

以前はスタチン系薬剤との併用は禁忌でしたが、平成30年4月に日本動脈硬化学会の要望書により禁忌が解除されています。

フィブラートとスタチンの原則併用禁忌解除〜平成30年10月16日付 添付文書改訂指示

作用

作用機序はペルオキシソーム増殖剤応答性レセプター(PPAR) の中の脂肪の酸化などに関与するPPARα型がフィブラート系により活性化されることにより脂肪酸のβ酸化が進み、中性脂肪やVLDLの合成を低下させます。

また血液中LPL(リポ蛋白リパーゼ)活性を亢進させて中性脂肪を減らす働きもあります。

  1. リポ蛋白質の脂肪分解の誘導
  2. 肝臓での脂肪酸(FA)取り込み誘導およびトリグリセリド産生減少
  3. 血中からのLDL除去
  4. VLDL-HDL間の中性脂肪(コレステリルエステルおよびトリグリセリド)交換の低下
  5. HDL生成の増加ならびにコレステロール逆転送の促進

副作用

スタチン系薬剤との併用で横紋筋融解症のリスクが上昇します。その他肝障害、ミオパシー、急性腎不全などもあります。添付文書には腎機能に特に注意を払うように記載されてます。

主な製品

ベザトール、リピディル、トライコアなど

陰イオン交換樹脂

作用

腸管内で胆汁酸と結合しそのまま糞便中に排出されることによって、胆汁酸の腸肝循環が阻害されます。

胆汁酸の原料はコレステロールですので、胆汁酸の排泄を促進することで間接的にコレステロール値が低下します。

副作用

腸管から吸収されないので安全性が高い。小児や妊娠の可能性がある女性にも投与可能です。

ただ脂溶性ビタミンの吸収も阻害してしまうようです。

また便秘、腹痛、腹部膨満、吐き気などの副作用があります。

主な製品

クエストラン、コレバイン

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬

作用

食事中のコレステロールや胆汁酸は小腸にある「小腸コレステロールトランスポーター」によって吸収される。

これを阻害することにより食事中のコレステロールと胆汁酸(原料はコレステロール)の吸収を抑制します。

食事中のコレステロールだけではないのでかなり強力です。ゼチーアはコレステロール吸収を54%抑制するようです。

副作用

横紋筋融解症、胃腸症状など

主な製品

ゼチーア

ニコチン酸誘導体

ニコチン酸(ナイアシン)は中性脂肪やコレステロール低下作用があると言われています。いわゆるビタミンB3です。ビタミンなのでサプリとして多く発売されています。

医薬品としてはユベラN(ニコチン酸トコフェロール)があります。これはビタミンEとニコチン酸がつながったものです。ビタミンEも含まれているため血小板凝集抑制作用もあります。単なる「ユベラ」はビタミンEのみですので注意してください。

ユベラNカプセル 100mg 200mg (エーザイ)

 

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プロプコール

作用

コレステロールは肝臓で胆汁酸として消化管へ分泌されますが、その胆汁酸の量を増やすことで血中LDLを下げるという薬です。

副作用

横紋筋融解症 心室性不整脈、消化器症状

主な製品

ロレルコ、シンレスタール

多価不飽和脂肪酸(EPA・DHA)

中性脂肪を低下させる作用がありますが、コレステロールは下がりません。

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主な製品

エパデール、ロトリガ

CETP阻害薬

CETP阻害薬とは、コレステリルエステル転送蛋白(CETP)を阻害してHDLを増加、LDL・VLDLを減少させ、脂質異常症を治療しようとする薬です。

しかし死亡例増加!!などのために3種類の薬が開発中止され、現在アナセトラピブという薬が臨床試験実施中です。

まとめ

LDLコレステロールや中性脂肪が高いことを理由に薬を飲む必要はなく、飲む意味もありません。

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