コレステロールの嘘

【コレステロールの嘘】HDLコレステロールは高くても問題ないのか?

2021年2月20日

HDLコレステロールが低い場合「脂質異常症」と判定されますが、逆にHDLコレステロールが基準値よりも高い場合はどう考えたら良いのでしょうか?この記事ではHDLコレステロールが高い結果の場合について解説します。

HDLコレステロールは高くても問題ないのか?

結論:男性でHDLが高い場合(80mg/dl以上)は要注意です

HDLコレステロールの基準値は?

脂質異常症の定義で低HDLコレステロール血症の項目があります。それによるとHDLコレステロール40mg/dl未満があてはまることになります。

一方HDLコレステロールの上限については日本動脈硬化学会も日本人間ドック学会においても明確にしていないようです。

HDLコレステロールの働きとは?

「HDLコレステロールは動脈硬化を起こした血管壁にこびりついたコレステロールを回収してくれる善玉コレステロールだ!」みたいなイメージを持っている方が多いと思います。

しかし実際に動脈硬化をきたした血管にあるコレステロールは血管表面ではなく血管内部にあるのです。これはフェイクです!

大櫛陽一著「コレステロールと中性脂肪で薬は飲むな」では以下のように述べられています。

引用

 「HDLは古くなった組織が肝臓へ回収されるときの姿です。例えば、消化管粘膜は約1週間で張り替えられています。赤血球は3ヶ月で作り直されています。これらの古い細胞膜の中のコレステロールがHDLとして回収されて、肝臓でLDLにリサイクルされているのです

ベストセラー「生物と無生物のあいだ」で福岡先生が述べられているように、生物は常に組織を自ら壊して作り直している存在です。

引用

最近の研究結果では、男性でHDLが90mg/dl以上と高すぎて、LDLが100mg/dl未満と低すぎる場合は、ガンや炎症による組織破壊が進んでHDLが多く作られて、LDL供給が追いつかずに低下している可能性があります。

 よく言われている、血管壁についたコレステロールを回収して動脈硬化を防ぐ善玉というのは間違ったイメージだと思います。

HDLはどんなときに高くなるのか?

同じく「コレステロールと中性脂肪で薬は飲むな」には以下の記載があります。

  • 運動不足などで新陳代謝が落ちるとHDLが低下することが知られている。
  • 男性でHDLが90以上と高すぎて、LDLが100mg/dl未満と低すぎる場合は、ガンや炎症により組織破壊が進んでHDLが多く作られて、LDL供給が追いつかずに低下している可能性がある
  • 男性にとってHDLコレステロールは善玉とは言えない。
  • 男性ではHDLが80mg/dl異常でも死亡率が上昇している。特にガンによる死亡率の上昇が目立つ。
  • ガンになると組織破壊により、そのスクラップであるHDLが増加し、LDLの充足が追いつかないためLDLが低下している。

まとめ

  • HDLが高い場合はガンや炎症による組織破壊の結果である可能性がある。
  • 男性でHDLが高い場合は死亡率が上昇する(女性はかわらない)。
  • 男性のHDL高値は喜んでいる場合ではない!

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