健康診断でLDLコレステロールが高いと言われて不安になる人は多いですが、逆に低いといわれることもあります。
LDLコレステロールが低い原因については以前のブログにも記載していますが、色んな病気が原因で低くなります。しかしそのような疾患がない場合はどう考えたらいいのでしょうか?
この記事では健康に過ごしているにもかかわらずLDLコレステロールが低いことがあるのはなぜか?という点について深掘りします。
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LDLコレステロールの基準値
一般的に日本の健康診断で用いられている日本動脈硬化学会の基準値からするとLDLは70-119mg/dlとなります。
そのためLDLが69mg/dl以下は健康診断でなにかしらのコメントがつくことが考えられます。
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LDLコレステロールが低くなる病気とは
コレステロールや中性脂肪が低い場合は低脂血症といわれます。
低脂血症には原発性と続発性があります。
しかし特に病気でもなく元気に過ごしている人も時々LDLが低くなることがあるようです。
某質問サイトでも健康診断でLDLが低いため引っかかったという方が結構沢山いらっしゃいます。
病気以外でLDLコレステロールが低くなる原因
病気以外でコレステロールが低くなるのはなぜでしょうか?
続発性低脂血症で病気というわけではない原因としては・・・
LDLコレステロール低下:栄養不良、薬剤、喫煙、肥満
HDLコレステロール低下:喫煙、肥満、栄養不良、薬剤
などがあげられています。痩せても低下、肥満でも低下するみたいです。
結局よくわかりません。_| ̄|◯
コレステロール低下薬を飲んでいたら
コレステロール低下薬(スタチン系薬剤)を飲むとコレステロールの合成が抑えられるためLDLは急激に下がります。
通常LDLが高い患者に投与されますが、LDLが下がっても医者は薬を止めようとはまずしません。「止めたらまた上がるよ」と言います。
そしてLDLが正常値下限をはるかに下回っても延々と薬を飲み続けている人は多いです。
結論
健康診断でLDLが低いといわれたときは病院で原因を調べてもらうほうがいいと思います。
ただ、まったく病気もなく健康な場合は様子見でいいかと考えます。