最近トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染して、色々な治療を受けましたが、その中の一つに「ビタミンD」「亜鉛」がありました。
この記事ではビタミンDを含めたサプリが新型コロナウイルスを含む感染症に効果があるということについて説明します。
新型コロナウイルスがやっぱり怖い!という人は必見です。
細胞性免疫をあげるサプリ
細胞性免疫をあげるビタミン/微量元素などのサプリは以下があります。とりあえず飲んだ方がいいと思います。
ビタミンD
Nアセチルシステイン(NAC)
亜鉛
ビタミンD
ビタミンDはトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染した際にその他の薬と併用して使用したことから有名になりました。日本ではビタミンDが細胞性免疫をあげて感染症に強くなることはほとんど知られていません。
以下はオーソモレキュラー医学会ニュースサイトに掲載されています。
ビタミンD摂取はインフルエンザおよび新型コロナウイルス感染・死亡リスクの低下に貢献するか
ビタミンDが欠乏していると新型コロナで重症化しやすいことが指摘されてます。
ビタミンDは日光の下で皮膚で生成されますが、冬の間や夏でも外に出なかったりすると欠乏症になります。
また、乳児でBCG接種すると体内のビタミンD濃度が上昇しているといたという報告(2011年英国)があることが指摘されました。これでBCG接種→ビタミンD濃度上昇→細胞性免疫上昇→新型コロナに感染しても重症化しない、日本を含めた東アジアが感染しても重症化することが比較的少ないのは①BCG接種によるビタミンD上昇②緯度が低い事による皮膚でのビタミンD合成力が高い などが要因と考えられますね。
ビタミンDを10000IU以上大量摂取したいという場合には、ビタミンKの同時摂取が必須です。ビタミンDを大量摂取すると、その分ビタミンKが消費され不足するからです。
「ビタミンKと組み合わせた錠剤をとる、ビタミンD10000IU+ビタミンK2を100~200mcgとる、あるいはビタミンKが豊富な納豆を1日1パック食べるのでも良いでしょう。」(藤川先生のブログより)
ビタミンDについてはこちらをご参照ください→ ビタミンD:欠乏症と過剰症
Nアセチルシステイン(NAC)
リンパ球の活性はグルタチオンの働きに大きく左右されますが、N-アセチルシステインはグルタチオンの生産を高めることで免疫力の強化に効果的と言われています。
また新型コロナの重症化とグルタチオン欠乏が関連しているというロシアの報告があります。Nアセチルシステインの補充によりグルタチオン欠乏を防ぐことが可能です。
https://bandh.org/n-acetylcysteine.html#qa12
亜鉛
細胞性免疫の主役であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)は亜鉛がなければできません。新型コロナウイルスに打ち勝つためにはワクチンなどによる獲得免疫よりも細胞性免疫力アップに期待した方がよいと思います。そのためには亜鉛欠乏にならないことが大事です。
https://wagadoki.online/vitamin/zinc/
結論
いずれも比較的安価なサプリですが、製薬会社としてはお金にならないものです。
iHerbや楽天、Amazonでいつでも購入可能です。