油物や肉ばっかり食べていると、「体に悪そう・・」と言われる。じゃあ、どんな食べ物が体にいいの?と聞いてみると
ほとんど変えてくる答えは「バランスがいい食事」とか「野菜多めのー」とかである。
肉が多い食事や脂身が多い食事は体に悪いそうである。
しかし、「どうして肉とか脂肪が多い食事は体に悪いのか?」と聞いて所で明確な答えはない。なんとなくマスコミとかで言っているからだろう。医療関係者もその点まったく疑問に思っていない。
バランスがいい食事とは、厚労省が推奨する炭水化物50〜65%、蛋白質 13〜20%、脂肪20〜30%、さらに野菜を350g毎日ということであろうが、これはまったく根拠(統計学的)はないし理論的にも間違っている。
日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会報告書を基に、ポイントをスライドにまとめたものです。
日本人の食事摂取基準(2020年版)スライド集[6,724KB]
人間の栄養として一番大事なものは蛋白質である。蛋白質はリサイクルはできるが徐々に劣化していくため、新たに摂取しないといけない。蛋白質が少ないと、現在では原因不明と言われる膠原病や統合失調症などの原因となる。胃腸の消化酵素も合成されなくなり消化不良から食事量が低下しさらに栄養低下を引き起こす。蛋白質は1日最低でも体重分(60kgなら60g)を摂取しないといけない。ちなみに自分は最低でも倍の120gは摂っている。
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病院に入院して糖尿病だとカロリー制限食というのが出されるが、カロリーを低下させるに一番簡単なのは脂質を少なくすることだから、結果的に炭水化物ばっかりになってしまう。すると食後の血糖値は爆上がりする。しかし食後にはふつう測らないからわからない。そのうち空腹時血糖まで上昇してきて「仕方ない・・インスリンを開始します」となる。インスリンが開始されると医師は「いくら食べてもいいですよ!」と言い始める。そして腎機能低下から透析患者がどんどん増える(減らない)というカラクリだ。