書評

【書評】日本史の誕生:岡田英弘著

2016年10月4日

日本史の誕生―千三百年前の外圧が日本を作った (ちくま文庫)

岡田英弘氏の著書では、以前に「世界史の誕生 歴史はモンゴルからはじまった」を読みましたが、その時もとても感動しました。

今回の「日本史の誕生」は日本の建国は天智天皇のときであって、それ以前は倭国を中心とした都市国家の集合体でしかないという岡田氏の主張はとても論理的で納得いくものです。

また、倭国は中国世界の一部であって、いわゆる華僑が作った都市であるなども、岡田氏の著作以外には見当たらない独特の主張です。

日本書紀は白村江の戦いに敗れて、日本という統一国家を作ったあとに、「時代が変わった」ことを日本人が認識したために編纂された物であり、舒明天皇以前の記載は信頼性がないというのも、自分としては残念な感じがしますが・・・・

 


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