世の中にはコレステロールは低ければ低いほどいいという学説?信仰?が存在します。
しかしコレステロールは人体に必要な成分です。そんなにコレステロールを下げて大丈夫なのでしょうか?
本当にコレステロールは低ければ低いほどいいのでしょうか?
またこのコレステロール低ければ低いほどいい仮説はどうやって生まれたのでしょうか?
結論
「コレステロールが原因で動脈硬化がおこり心疾患をきたす」という仮説が広まる
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ということは、コレステロールを下げれば心疾患の予防になるはず
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しかしコレステロールが低い人も心筋梗塞を発症するしコレステロールを薬で下げても予防できない
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スタチンは心疾患を予防する!コレステロールは関係ない!(巨大製薬会社)
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金をもらった学会を中心に予防のためにはコレステロールが低くてもスタチンを飲ませるべき論が広がる
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医師は患者から訴えられないように(自己防御)スタチンを処方する
「コレステロール嘘とプロパガンダ:ミッシェル・ド・ロルジュリル著」にはこのような記載があります。
- 医師がスタチンを処方するのはその有効性や、ましてや救命効果などを確信するというより、裁判にならないよう用心のためである。
- 医師はスタチンに効果がないことを日々の経験から疑うようになった。それはすでにスタチン治療をされているのに心疾患の犠牲者をますます多くめにするようになっているからだ
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コレステロール低ければ低いほどいいという仮説の誕生
- 1994年の4S試験でシンバスタチン(メルク社)が心臓病患者において心臓死を30%近く減らすという驚異的な予防効果を発表した。
- 著者は「非常に疑わしい試験」と表現している。スポンサーがあのメルク社であるから。
- それはバイオックス事件以前の臨床試験は製薬企業のやりたい放題だったから。
- 一方、同時に行われたスタチンを使った他の試験ではこのような結果は残せなかった。
- しかし熱狂の中で臨床医は疑問を持つことはなかった。
- 1990年代末には業界に支援されている学会の影響で心臓病専門の臨床医は心臓発作既往がある患者全員に必ずスタチンを処方するようになった。
- すなわちコレステロール値は高かろうが、低かろうが関係なくなった。コレステロール値が高いから下げるのだという理由ではなくなった。
- 心臓病患者ではコレステロール値に関係なくスタチンを処方するのが適正実施基準となった。
- しかし心筋梗塞既往患者の大部分ではコレステロールが高くないという事実はまったく問題にならなくなった。(無視された)
- つまり「コレステロール値は低ければ低いほどいい」という概念が皆の頭に染みついていたのだ!
コレステロールの働き
しかし、コレステロールがそんなに低くて大丈夫なのでしょうか?
「コレステロールの欺瞞:ワルター・ハルテンバッハ著」より
- コレステロールは重要なステロイドホルモンであるコルチゾールの前駆物質である。
- コレステロールは女性および男性ホルモンの前駆物質である。
- コレステロールはステロイドホルモンであるアルドステロンの前駆物質である。
- コレステロールはビタミンDの前駆物質である。
- コレステロールはすべての人体細胞の膜とミトコンドリア膜の成分である。
こんなに大切なステロイドホルモンの材料となるコレステロールを薬で人為的に低下させるのは危険極まりないことです。
それが、「コレステロールは低ければ低いほどいい」という何の根拠もない信仰が科学的と誤解されているのが現状です。
他にもコホート研究でコレステロールが低いと死亡率は上昇することが指摘されています。
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【コレステロールの嘘】コレステロールの欺瞞―「悪玉」コレステロールは作り話 :ワルター・ハルテンバッハ著
著者のワルター・ハルテンバッハ博士はドイツのミュンヘン大学付属病院教授を務めた心臓外科医です。博士は心臓外科医ですので動脈硬化性疾患を日常的に診ていたわけですが、動脈硬化を来した血管は病理学的には「線 ...
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まとめ
コレステロールは低ければ低いほどいい」という信仰は”コレステロール低下薬であるスタチン自体が心疾患予防に有効である”という製薬会社のプロパガンダ(宣伝)に洗脳された結果です。
もはやコレステロールの値が高くても低くても関係ないのです。
心疾患とコレステロール値に関連がないことから、このようなアクロバチックな仮説を生み出してもうけを確保しようとしたのでしょう。
これこそ巨大製薬会社による「コレステロール嘘とプロパガンダ」の極致です。