【野菜は食べるな】みんな騙されている野菜摂取量の大ウソ

2017年3月26日

虎ノ門ニュースでおなじみの武田邦彦教授が野菜摂取量について述べていたのでここで紹介させていただきます。

武田教授の主張

野菜350gの根拠は?

平成12年に「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」という第3次国民健康づくり対策に以下の文面があります。[https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21\_11/b1.html]
引用

関連

カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミンなどの摂取は、循環器疾患やがんの予防に効果的に働くと考えられているが、 特定の成分を強化した食品に依存するのではなく、基本的には通常の食事として摂取することが望ましい。これらの摂取量と食品摂取量との関連を分析すると、 野菜の摂取が寄与する割合が高く、平成9年で成人の野菜の1日あたりの平均摂取量は292gであるが、前述の栄養素の適量摂取には、野菜350~400g の摂取が必要と推定されることから、平均350g以上を目標とする。

350gの根拠は、結局平成9年の成人野菜1日あたり平均摂取量が292gだから?350g〜400gが必要と推定されるからみたいです。 しかも、カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミンは野菜摂取に寄与する割合が高いとのことです。 ただその根拠となる引用については「参考資料」とされているだけで、その参考資料はWeb上にはUPされていません。

関連

またカルシウムについては、成人で600~700mgの摂取量が必要とされているが、平成9年の成人の平均摂取量は571mgである。カルシウムの適量摂取には牛乳・乳製品、豆類、緑黄色野菜の寄与する割合が高いことから、平成9年の成人の平均摂取量牛乳・乳製品107g、豆類76g、緑黄色野菜98gに対し、各々130g、100g、120g以上を目標とする。

野菜のどの成分が大事なのか?

野菜の成分として他の食品には含まれていないものは食物繊維だけですが、その他ビタミン類、カリウム?などが野菜摂取が必要な根拠として言われています。
そもそも食物繊維は人類に必須な成分とは思われません。その理由は食物繊維をまったく摂らない民族が存在するからです。

極北に棲むアラスカエスキモーやイヌイット、アフリカのマサイ族、そして歴史上のモンゴル人などの遊牧民族です。食物繊維が必須栄養素であればこれらの民族が現代まで生きながらえているはずがありません。

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 またビタミンに関しては野菜にしか含まれていないビタミンはありません。
逆にビタミンB12は野菜に含まれていません。ベジタリアンに欠乏するビタミンとして知られています。

人類は元々なにを食べていたのか?

ポイント

1.人類は肉食であり大型獣の狩猟をしていたというのが一般的
2.他の肉食獣の食べ残しをあさっていた(スカベンジャー)というのも。
3.肉食獣の食べ残した骨を砕いて中の骨髄を食べていたという説
4.骨髄をふくめて骨自体を食べていたという説(島泰三氏)
5.昆虫を食べていた(夏井睦氏)

現代の野菜は品種改良を重ねて食べやすくなった食品です。
すくなくとも現代の我々が食べているような野菜など存在しなかったはずです。

もともと人類はなにを食べていたのか?

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植物の葉っぱには毒がある!

こんな本がありました。

植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略 (幻冬舎新書)

ポイント

トリカブトのようなよく知られたものだけではなく、じつは多くの植物が毒をもつ。例えばジャガイモは芽のみならず、未熟な状態や緑化した状態で毒をもち、毎年食中毒被害がおきる。それらは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための植物のしたたかな生存戦略だった。

現代人は健康にいい!と言いながら、葉っぱをムシャムシャ食べてますけど、もともと葉っぱには毒が含まれています。動物に食べられると植物は死んでしまうから。現在の野菜の葉は品種改良を重ねることで無毒化されてます。その葉っぱを我々はありがたがって食べているのです。

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