【書評】父の謝罪碑を撤去します 慰安婦問題の原点「吉田清治」長男の告白:大高未貴著

2017年7月24日

大高さんのすばらしいルポタージュ
吉田清治は本名を吉田雄兎といって北九州芦屋のあたりの出身
生活に困って何回も転居していたらしい。ということはいわゆる「背乗り」は否定されたと考えて良さそう。
息子はかなり頭が良かったみたいだが、お金がないので労働組合に頼んで無料で兄弟でソ連の大学へ留学したと。ただ、手記を出版したら共産党の逆鱗に触れて退学させられている。
吉田清治は新聞に投稿したのをきっかけに左翼に取り込まれていった。
サハリン残留朝鮮人の訴訟で利用されたのをきっかけに、まったくの嘘をいいながら朝日新聞が報道して話しが大きくなった。
最後は癌を患って寂しく死んでいる。長男は父親の看病と弟が分裂病になっていたので、3年前に死亡するまで自宅で介護をして大変な人生だった。現在が介護から解放されて自由な時間ができている。

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