【書評】やせたければ脂肪をたくさんとりなさい:ジョン・ブリファ著

2015年7月12日

糖質制限の教科書みたいな本で、江部先生、夏井先生が監修されてます。監修ってなにをするんだろう?

さすがに海外の著作は論理的で根拠が示されているので説得力があります。
自分的には、ほんのわずかですが食物繊維について述べられていたとこがありました。

食物繊維のうそ

食事中の穀物の「必要性」に関してよく言われるのは、線維が豊富だと言うことです。繊維はお腹の健康によいと言われています。ここで言われる繊維は、一般に「不溶性」繊維と呼ばれるものです。これには糞便をかさ増しして、便秘や結腸がんを防ぐと言われています。
しかし実際には、不溶性繊維は腸にとって刺激物になり、膨満や不快感のような症状を引き起こす恐れがあります。一方、もう一つの「水溶性繊維」は、便秘や腹部不快感などの症状をかいぜんするけいこうがあります。水溶性繊維は、果物、野菜、ナッツ、種などの自然食品に豊富に含まれています。
不溶性繊維が結腸がんをふせぐという考えも、裏付ける研究はありません。

不溶性繊維が体に悪いというのは異論ありませんが、かといって水溶性繊維をたくさん摂らないといけないかというと疑問です。そもそも便の量を増やす必要性がないとおもいます。肉と蛋白質を食べていれば便の量は少なくなり、腹部膨満も起こらなくなるわけで。

 

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