ビタミンB12が欠乏するとどうなる?
欠乏症
有名なものに「悪性貧血」がある。悪性貧血とはビタミンB12あるいは葉酸が欠乏することでDNA合成に異常が起こって赤血球・白血球の減少を来す。
その他にも躁病や精神病、疲労、記憶障害、神経過敏、抑うつ、運動失調及び人格変化などを来す。
どんなときに欠乏するのか?
胃を手術で全部とってしまうとビタミンB12の吸収ができなくなる。また萎縮性胃炎でもビタミンB12の吸収不足を来す(内因子が不足するため)。
どんな食品に含まれる?
海苔、貝、動物性食品の肝に30-0µgと非常に多く含有される。
魚には、0.5-30µgほど。肉類は0.3-2.5µg、生卵は0.9µg、牛乳は0.3µgほどが含まれる。
そもそもビタミンB12ってなんだ?
コバラミン (cobalamin) には次の物質がある。(Wikipedia)
- シアノコバラミン(ビタミンB12)
- ヒドロキソコバラミン(OHCbl)
- メチルコバラミン(MeB12)- 補酵素型コバラミン(補酵素型ビタミンB12)
- アデノシルコバラミン(コバマミド) - 補酵素型コバラミン(補酵素型ビタミンB12)
ビタミンB12の代謝
ビタミンB12は代謝に関与しており、特にDNA合成と調整に加え脂肪酸の合成とエネルギー産生に関与している。しかしながら、体内でビタミンB12が葉酸(ビタミンB9)の再生産に利用されているため、全てではないが多くのビタミンB12の機能は十分な量の葉酸によって代替される。チミンやプリン体の合成のための十分な量の葉酸が体内に存在しない場合にはDNA合成障害を引き起こし、その葉酸欠乏症状は悪性貧血症状や巨赤芽球性貧血を引き起こすため、ほとんどのビタミンB12欠乏症状は実際には葉酸欠乏症状である。(Wikipedia)
ビタミンB12の必要量は?
水溶性ビタミンであるため過剰症は存在しない。
成人必要量は1.0ugであり極めて少ない。胃全摘術をした患者も約5年間はビタミンB12の投与は不要。でも忘れているととんでもない貧血になってやってくるので注意が必要。
ビタミンB12お勧めサプリ
あえてビタミンB12のサプリは必要ないのかもしれないが・・自分は時々購入して飲んでいる。
ある程度飲んでも内因子のキャパ以上には吸収されない。葉酸飲んだ方がましか?