この記事ではStatin Nationよりスタチン効果の嘘を3回に分けて説明しています。
スタチン効果の嘘!(その1) ー相対的リスク減少"RRR"を使う欺瞞ー
スタチン効果の嘘!(その2) ースタチンを飲むと癌発生率が上昇!ー
コレステロール低下薬のひとつであるスタチンを処方されている人は必見です!
副作用が無いように見せかける方法
How statistical deception created the appearance that statins are safe and effective in primary and secondary prevention of cardiovascular disease
David M Diamond
Expert Rev. Clin. Pharmacol. Early online, 1–10 (2015)
副作用が実際にはあるにもかかわらず、その程度を少なく見せる、または表示しない方法とは!
それは副作用を細分化することで、一つ一つの絶対数を小さくすることです。
そうすれば、取るに足らない副作用として無視することができるのです。
Myopathy
普段運動している人やアスリートでは高頻度でスタチンの副作用のために休薬を余儀なくされている。
スタチン試験においては筋損傷は1%以下と報告されているが、筋損傷の定義がCKの正常上限値の10倍以上と定義されているため。
筋傷害の副作用を矮小化する方法は、FDAが行っているように筋傷害を11のカテゴリーに分けて細分化することである。おのおのの数が小さくなるからです。
CNS pathology, including mood & cognitive disorders
スタチン内服群では暴力、自殺、事故による死亡が有意に多い(Muldoon et al)
スタチン内服と認知症が関連している。
低コレステロールと自殺、暴力が関連している。
多発性神経障害が16倍の発生率!
スタチン関連副作用は多くの少ない頻度のサブカテゴリーに分けられている。しかしそれらすべての副作用が統合されたらかなりの発生率になることだろう。
以上、2016年の現在においてもスタチン関連の試験では欺瞞がまかり通ってます。
スタチンについて「効果があるのは確定されてます。しかも副作用はほとんどありません!」などと内科の専門医は言いますが、明らかに製薬会社に騙されているのです。
専門家ほど騙される
専門家ほど騙されるし、専門家ほどその考えを改めようとしません。
いままでの自分を否定することになるからです。
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