健康診断を受けると多くの人々が「脂質異常症」という疑いをかけられてしまいます。
健康な人々の多くを異常として引っかける検査ってなんなんでしょうか?
そもそも基準値の設定がおかしいのではないでしょうか?
この記事ではコレしてロールの基準値について解説します。
コレステロールの基準値は低すぎる!
日本においてLDLコレステロールの基準値は各学会において大きく異なっています。
日本動脈硬化学会の指標が一般的に用いられていますが
LDL140以上は要治療となっています。
一方、人間ドック学会は基準値を最近引き下げました。179mg/dlを超えると異常値となってます。
しかし、なんと日本脂質栄養学会は「LDL値は高い方がいい」としています!
日本人間ドック学会(男性):72ー178mg/dl
※女性は年齢によって基準値が異なる日本動脈硬化学会;140以上を高コレステロール血症と定め要治療
※基準値はなんと70ー119日本脂質栄養学会;高LDL-C値は長寿の指標 各種疾患予防にLDL-C値の低下を目標としない
厚生労働省の統計DATAから棒グラフを作成してみました。
DATAはここから→http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html
人間ドック学会の男性では異常値は男性で2.6%ということになります。
これは統計学的にも±2SD程度ですから納得できる数値ではあります。
一方、なんと日本動脈硬化学会の基準によると男性で23.2%、女性で28.2%の健常人が
高LDLコレステロール血症と判断されスタチン内服を促される根拠となります。
一般の病院や診療所では動脈硬化学会の基準値を元に診療されていると思われますので血液検査の結果約1/4の健康な人々がスタチンを処方されてしまうわけです。
製薬会社にとっては おいしい話しですが、毒薬を処方される方にとってはたまったものではありません。
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