脂質とコレステロールってどう違うのでしょうか?という質問が寄せられました。
この記事では「代謝」がわかれば身体がわかる(光文社新書)より脂質のなかのコレステロールについて解説します。
脂質とは
生物が合成する化合物のうち、水に溶けにくい・溶けないものをまとめて脂質と呼んでいる。
分類上、単純脂質、複合脂質、誘導脂質に分けられる。
単純脂質
中性脂肪(トリアシルグリセロール)が大半。グリセロールに3つの脂肪酸がついている。
複合脂質
分子の中にリン酸や糖、アミノ酸を含む脂質
細胞膜の構成成分のリン脂質やセラミドなど
部分的に水に溶けやすい(ひとつの分子で親水性と疎水性の部分がある)
→細胞膜を作る上で重要な点
誘導脂質
その他大勢をまとめて誘導脂質という
脂肪酸
ステロイド(コレステロール、脂溶性ホルモン、ビタミンDなど)
ビタミンA、E、K などの脂溶性ビタミン類、エイコサノイド、ユビキノンなど・
まとめ
コレステロールは脂質の中のひとつで「誘導脂質」というその他大勢の中に含まれる物質です。
コレステロールの働きについては以下をご参照ください。
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